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麻生区版 公開:2019年11月22日 エリアトップへ

ぐるーぷ・もこもこ 布で楽しませ40年 リリオスで「あゆみ」展

社会

公開:2019年11月22日

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えほんやおもちゃをつくるメンバー
えほんやおもちゃをつくるメンバー

 布の絵本やおもちゃの創作と、子どもたちに作品提供を行うボランティア団体「ぐるーぷ・もこもこ」(寺田弘子代表)が、今年結成40年を迎えた。11月末には、あゆみを紹介する作品展を活動拠点の麻生区内で行う。

 布の絵本は触って感触が楽しめたり、しかけを施したりしたもの。川崎市内で紙製の手作り絵本を作っていた野口光世さんら7人が、布の絵本の展示に参加したことをきっかけに、40年前の秋に同団体を結成した。

 メンバーは現在49人。月5回ほど集まり、主として障害のある子どもたちに向けてオリジナルの布の絵本や、おもちゃを製作。麻生区や川崎市内の特別支援学校や福祉施設のほか、川崎市北部地域療育センター(片平)のプレイルーム、福島県の被災地にも作品を届けている。

 布の絵本の良さは「身近な素材で作っているから親近感があること」と笑みを浮かべる野口さん。製作し続ける日々だが、寺田代表は「若い力が入って斬新なことができれば。地域で講習会をやってみたい気持ちもある」と語る。

国会図書館に所蔵

 障害の有無に関わらず子どもが読書を楽しむことを目的に2年に1度世界中から数十冊が選出される「IBBY障害児図書資料センター推薦図書」として、2011年と17年に同団体作品が選ばれている。国会図書館にも作品は所蔵され、メンバーはタイのバンコクで絵本づくりのワークショップも行った。

 11月28日(木)から30日(土)まで、しんゆり交流空間リリオスで「40年のあゆみ展」を開催。「メーカー都合で現在は手に入らない素材で作ったおもちゃもあって、私たちも懐かしい」と野口さん。子どもがおもちゃで遊べるスペースも。時間は午前10時から(初日は午後1時から)午後5時まで(最終日は4時まで)。入場無料。

フエルトで作られたおもちゃ
フエルトで作られたおもちゃ

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