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麻生区版 公開:2019年11月29日 エリアトップへ

ホワイトファミリーつつみ先生の 歯ウ・トゥ・ケア How To Care vol.19食習慣がもたらす発育不全

公開:2019年11月29日

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 最近、子供も大人も「呼吸障害」が顕著になってきました。これは舌や口腔周囲の筋力低下が原因ですが、毎日の食習慣が大きく影響しています。

 呼吸障害は口呼吸が多くなりますが、口呼吸は鼻呼吸と比べ、圧倒的に脳の冷却力が弱く、換気量も少ないことで血中酸素濃度も低下します。脳のオーバーヒートと酸欠は脳の機能障害をもたらし、発育障害に絡む引きこもりや自己中心性、反抗性など、脳のアンバランス(発育障害)が進行していきます。

 幼児期〜学童期の食習慣による口呼吸の習慣化は「低位舌」をもたらします。これは舌が伸びたお餅のように前後左右に広がり、下歯列の上に被さり、上下奥歯の間に入りこんだ状態です。舌が奥歯歯列を圧迫し、下顎奥歯が内傾、更に舌の先端は前歯を押しだすことで出っ歯気味となり、噛み合わせの悪化や前歯の乱配列も進行します。

 前述した発育障害は10年以上経過すると可逆性は低下します。これら症状を未然に防ぐ、又は進行を食い止める食習慣や食品選び、食べ方など、意識的な歯科医は検診で積極的にアドバイスなどを行っています。

 気になる方は信頼できる歯科医に相談してみることをお勧めします。

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