横浜市営地下鉄3号線延伸を考える【2】 市政報告 公正さに欠けたバス路線評価 みらい川崎市議会議員団 あまがさ裕治
横浜市営地下鉄3号線延伸に対する市民意見の募集結果を受けて、11月21日に開催された市議会まちづくり委員会で本市の基本的な考え方が説明されました。
川崎市内に想定されている中間駅の3ルートについて、中央ルート(王禅寺公園付近)のバス停留所見落としによるバス便間違いを私はこれまで再三にわたり指摘してきました。委員会では3方面/100本から、7方面/400本へと正確なデータに訂正され、市の考え方も中間駅に徒歩およびバスでアクセスできる人口は5万人から12万人に変更されました。
しかしながら、この変更に対する市の説明では「バス本数等については、多くの人が利用しやすい主要な道路からのバス停だけを評価の対象にする」としています。
これまで市は、都市計画道路の尻手黒川線にある「王禅寺公園北」バス停だけをカウントして、そこから数分も離れていない菅早野線にある「王禅寺公園」バス停をカウントしてきませんでした。「(中央ルート付近の)菅早野線上のバス停留所については、良好な沿線道を多くの人が往来することを想定した場合のアクセス性が懸念されることから、含めていない」というのです。
道路ではなく半径で検討を
想定される3ルートにおけるどの中間駅にも、利用者は主要道路だけを使って集まるわけではありませんし、この説明から意味が伝わりません。
ましてや新設する駅利用者を、交差する1方向のみをカウントしてもう1方向は数えないなど、著しく公正さに欠けた考え方であり、市民から「市が印象操作した、公正さに欠ける」との意見も多く聞かれるのです。
バス利用者はあくまでも想定される新設駅を中心にして影響する半径で考えるのが当然です。
|
|
|
|
|
|