住民が集う多様な居場所や拠点がある、将来の地域像を市民で考えていこうと、区は1月26日(日)から住民参加による話し合いの場「あさお希望のシナリオプロジェクト」を開始する。これは市が進める10年後を見据えた都市型コミュニティ施策の一環として、区が始める取り組みだ。
川崎市は昨年3月、今後の地域の在り方について「これからのコミュニティ施策の基本的な考え方」を策定。多様なつながりや居場所が作られ、持続可能な地域の姿を「希望のシナリオ」としている。
この考えに沿って麻生区は同プロジェクトをスタート。昨年から参加募集を行い、現在までに地域活動関係者など50人ほどの応募があった。区関係者は「これまで区の課題として挙がってきたのが地域活動の担い手不足や情報発信の在り方だった。これらを市民が話し合うことで、新たな動きが生まれるきっかけにしたい」と期待する。
地域人材情報テーマに
初回は区役所で行うキックオフミーティングとして概要説明やスローガンを決める。次回以降、参加者は2つのテーマ「地域のプレーヤーになろう・育てよう」「地域のことをもっと知ろう・つなごう」に分かれ、月1回の会議を進めていく。
一方でプロジェクトに参加を予定しているという男性は「初回に参加してまず何を決めていくのかを見極めたい。そこからどちらのテーマに参画するか決めたい」と、関心がありながらも会議に不明瞭な部分を感じている住民もいる。
区関係者は「会議はあくまで市民創発で進めていく場だが、若者世代が地域活動に参加するきっかけとなるようなイベントなどを来年度中に開催したい」と話す。
同プロジェクトは次回以降からの合流参加も可能。問い合わせは区企画課【電話】044・965・5112へ。
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