令和の議員活動を振り返る みらい川崎市議会議員団 鈴木朋子 市政報告
２０１９年４月の統一地方選挙で立憲民主党公認として市議会議員に初当選し、５月より会派「みらい市議会議員団」の一員となりました。これまでの取り組みを振り返りたいと思います。
議員の仕事を「見える化」
「選挙以外の時は何をしているのですか？」と聞かれることがないよう、日々の活動を客観的に分かりやすく「見える化」する事がこれからの議員の責務と考えます。
世代によって情報を得る媒体はさまざま。市政報告の発行や地域新聞への寄稿のほか、ＳＮＳ等を使った発信もして参ります。また、個別相談を受ける窓口である【鈴木朋子・市政相談会】は既に３回開催しました。テーマを絞った【市政勉強会】（仮称）も検討中です。
防災など危機管理にも携わる｢総務委員会｣に所属
地方自治法に基づき、議会には各種委員会が設置されています。市政で取り扱う範囲は広く、内容も複雑です。各委員会は本会議に備え、予備的な審議や調査を行う機関の役割を担います。
今年度所属するのは総務委員会。「ふるさと納税」などの身近な項目から、災害対策等の危機管理なども取り扱います。昨年10月の台風による市内の被害把握、避難所の運営等も、総務委員会の所管事項となります。
台風19号時、避難所でのペット同行について周知が不十分で混乱が生じた避難所がありました。ペットは家族という市民の方も多くいらっしゃいます。台風は地震と比べると被害予測が可能で、多くの避難も一時的です。ペット同行避難に限らず、震災と分けた災害対応が必要になります。今後は被災の詳細を明らかにし、改善を進めることが責務となります。
一般質問に対しその後の市政は
初議会は、令和元年度第３回定例会（６／10〜７／３）でした。みらい会派の代表質問は財政・教育・健康福祉などテーマは多岐にわたりました。私は認知症関連や財政などの質問作成に関わり、また個人の一般質問も行いました。
救急医療体制の充実を
救急医療情報センター運営について、電話オペレーターの体制をニーズに合わせたものに改善するよう質しました。
急病など、救急医療の問合せは夜間が多いのに対し、オペレーターが日中に多く配置されている現状を指摘、改善を要望しました。命に関わる業務として質の高さは高く評価した上で、適正な配置を求めていきます。
公益用地の利活用
区内金程に80年代から消防出張所用地とされた１千平方メートルの土地があります。地域の中心に位置しますが用途が定まらず、荒れ地状態が続きました。平成29年度より市と大学による連携協働研究事業として「カナドコロ」という憩いの場に。質問では日常管理などの課題や、これまでの経緯を正し、今後は「地域の声を第一に」と要望。その後、学生さんがイベントや草花の手入れに訪れていましたが、市の事業としては今年度で期間満了により終了。しばらく形は残りますが、今後も地域と市の連携を見守りたいと思います。
決算審査など
９月の第４回定例会では、決算審査に携わりました。委員会に分かれて審議を行い、【1】障害者雇用経費や防災訓練での手話通訳等の予算に見る市の障がい者対応、【2】特別会計に見られる、使われずに計上され続けるバブル的な予算編成を指摘し、改善を要望。いずれも前向きな答弁をいただきましたので、来年度以降は改善を期待します。
11〜12月には第５回定例会が開催。台風19号関連を主とした会派の代表質問に取り組み、個人の一般質問では、しんゆり映画祭での上映作をめぐる問題、こども食堂から見る本市の施策やペットと防災を質問しました。
今までに３回の定例会に携わり、一般質問と決算委員会の個人質問合わせ、計１００分の質問をしました。いずれも市民の皆さんからいただいた市の課題です。これからも様々な形で出会いを重ね、多くの声を市政に届けてまいります。
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