麻生区は、防災冊子『ダイジシ〜ンとおうちキャンプ』の活用を呼び掛けている。非常食の買い置きではなく、日持ちする食品を普段の中で買い置きし定期的に買い足すローリングストック方法などを紹介。発行した区危機管理担当「家族で防災について考えるきっかけになれば。実践しやすい内容になっているのでぜひ試してほしい」と話している。
この冊子は「適切な避難行動をしてほしい。どうすれば区民が興味を持ってくれるか、実践しやすい内容にしよう」と昨年秋に手作りで作成し、防災イベントなどで区民に配布してきた。
この時期に再度、区のホームページに掲載し利用を呼び掛けるのは、「家庭にいることが多くなり、食品の備蓄方法を知ってもらい、実践してもらえるのでは」と実施した。
冊子は川崎市が作成した防災絵本「ダイジシーンからのお願い」で登場したキャラクターを使用し、『おうちキャンプ』の仕方やローリングストック方法など家庭でできる防災情報をコンパクトに詰め込んだ。
おうちキャンプは、災害を想定し、発災から避難所への避難行動、備蓄品だけで一日を自宅で過ごす一連の行動のこと。家庭では、「地震だ」の合図で、机の下にもぐるなど身を守る行動から始まり、一時避難場所となる自宅近くの公園や広場まで散歩を兼ねて避難行動を行う。帰宅後は家にある備蓄品だけで一晩過ごすことを提案する。自宅では水道や電気などのライフラインが止まっていることも想定して、「カセットコンロなどを普段から使う事で、いざという時の動作確認になります」という。またローリングストックの方法も紹介していて、冷蔵庫の食材と買い置き食材を工夫しながら使用し、使った分だけ購入する方法などを掲載している。担当者は「ローリングストックを理解すれば買いだめをしなくても、必要な分だけ購入すれば安心できます。ぜひ家庭で実践して欲しい」と呼び掛けている。
防災冊子は麻生区ホームページからダウンロードできる。
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