麻生区版 掲載号:2020年5月15日号 エリアトップへ

かわさきこども食堂ネットワークの代表を務める 佐藤 由加里さん 川崎市在住 54歳

掲載号:2020年5月15日号

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食で地域に笑顔を

 ○…「苦手な物も残さず食べてくれる子どもを見ると嬉しい」。好きな料理で社会貢献できると始めたこども食堂「菜の花ダイニング」は、親子だけでなく高齢者も集う地域交流の場に。多い日は100食ほど作ることも。こだわるのは、子ども受けに限らない一汁二菜のメニュー。「日本の食文化を大切に美味しい料理を。日々子育てで多忙な親を少しでも支えられたら」。買い出しから片付けまで休む間もないが、「次回も来るね」の言葉がやりがいだ。

 ○…団体同士で情報共有ができればと、一昨年9月に「かわさきこども食堂ネットワーク」を設立。加盟数は18団体23施設に増え、衛生管理の講習会や、食を通じた子育て支援のために専門家を招いたイベントも仕掛けた。大手食品メーカーなど数十社から寄付が届くほど認知もされてきた。それでも市内にはまだ多くの団体があり、「連携の輪を広げること」を直近のテーマに掲げる。

 ○…横浜市鶴見区で生まれ育ち、結婚を機に川崎へ。自宅周辺は平坦な土地で、どこへ行くにも自転車を愛用。「小学生の時より乗っているかも」と笑う。川崎の魅力は「人に優しく一体感があるところ」。自営業の夫を事務方として支えながら、地元の企業仲間とのつながりも重んじる。たまの休暇は、愛犬を連れて夫とキャンプに行くのが楽しみの一つ。

 ○…貧困家庭の支援か地域交流か―。こども食堂の意義は二分化するが「そもそも貧困そのものを無くさないと」。今進めているのはマップの作成。「市内の食堂を一覧化すれば利用者も喜ぶはず」。課題は費用面。食費、運営費、交通費など、かさめば大きい。特技をもつ地元の人の支援も大歓迎だ。地域全体で支えるこども食堂の実現を願ってやまない。

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