人気キャラクターの立体作品が区内の福祉施設や保育園などを巡るプロジェクトが今月から行われている。ケアマネジャーと地域包括支援センターの職員が企画し、作品は東百合丘保育園(柳澤トモ子園長)の保育士が作品展で作ったものだ。
「わあーすごい」。5月11日の夕方、川崎授産学園のロビーで帰宅の途につく利用者から次々と歓声が上がった。注目を集めていたのは、5月1日から設置された紙製の「トトロ」。同園職員は「写真を撮る利用者もいて好評」と語る。
プロジェクトは細山のケアマネジャー小泉悦子さんと、高石地域包括支援センターの倉石知恵美さんが発案した。4月中旬、付き合いのある柳澤園長から「トトロを活用できないか」と小泉さんに相談があった。二人が企画を練る中、搬出入で同センター駐車場に置いた作品に駆け寄り写真を撮る散歩中の親子を目にした。「子どもから大人まで地域のいろんな場所で見てもらえたら、外出自粛が呼びかけられる中でも地域が元気になるのでは」と巡回を思いついた。
次は保育園やグループホームでの展示が決まっている。展示先で写真を撮り記録誌を作る予定だ。柳澤園長は「自由にまわってほしい」と語り、小泉さんは「愛らしい姿を見てもらい地域内の距離が近く感じられたら」と話す。「3密回避のため積極的に周知できないが展示場所を募集している」と小泉さん。問合せは同センター【電話】044・959・6020。
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