神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
麻生区版 公開:2020年7月10日 エリアトップへ

市平和館 戦争を語る品、後世へ 771点の一部を公開中

文化

公開:2020年7月10日

  • X
  • LINE
  • hatena
職員が手にする戦時中の品々
職員が手にする戦時中の品々

 終戦から75年。川崎市平和館(中原区)では1992年の開館当初から、戦時中の日用品などを市民から募ってきた。これまでに寄せられた数は771点に上る(7月3日時点)。

 寄贈品の一部は、常設展や特別展などを通じ一般公開されてきた。女学生が使っていたという麦わらの洗面器、戦況に見立てたすごろくゲーム、焼夷弾の破片など当時の様子を物語る。最近は、陸軍軍用地「溝口演習場」があった宮前区の土地関係者から、境界を示していた石標が届けられたという。

 それでも寄贈件数は年々減少傾向にある。大坪浩行館長は「75年経ち戦争経験者が少なくなり、本人から直接届けられることはまれになった」と嘆く。しかし、それ以上に重視するのは寄贈品に込められた思い出や物語だ。子や孫が伝え聞いていたり、記憶していたりするケースもあり、当時を語る物一つ一つが後世への貴重な財産になる。

 自宅で過ごす機会が増え、家族が集う盆が近づく今、大坪館長は「自宅に眠る戦時中の物が見つかったら、ぜひご寄贈を」と呼びかける。

8月に「原爆展」

 同館では3月に中断、先月再開した「川崎大空襲記録展」を7月19日(日)まで開催。8月には「広島原爆展」を予定しており、広島平和記念資料館から取り寄せた写真やパネルなど約100点を展示するという。

麻生区版のローカルニュース最新6

旧黒川村を散策

旧黒川村を散策

5月11日 麻生観光協会

3月29日

気持ちの良い麻生川へ

川崎麻生RC

気持ちの良い麻生川へ

桜まつりに向け清掃

3月29日

合同美術展で連携を

合同美術展で連携を

王禅寺団地自治会館で

3月29日

23年度「最も活躍した子」に

上麻生在住今井結菜さん

23年度「最も活躍した子」に

地域団体から表彰

3月29日

麻生の歴史を絵本に

川崎新都心街づくり財団

麻生の歴史を絵本に

市内全小学校へ寄贈予定

3月29日

「災害時、開いてます」

市薬剤師会

「災害時、開いてます」

436店舗で一斉防災訓練

3月29日

あっとほーむデスク

  • 3月29日0:00更新

  • 3月1日0:00更新

  • 1月19日0:00更新

麻生区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook