乳幼児と保護者を対象とする遊び場、子育て相談の場である「地域子育て支援センターちよがおか」が、オンライン講座を開催している。4月から同センターを運営する「リンクママ」のノウハウを取り入れたヨガレッスンや離乳食講座を実施し、新型コロナウイルスの影響下で外出することができない母親たちの息抜きにもなっている。
6月30日の午前10時30分、会議アプリ「ZOOM」の画面上に同センター職員、栄養士、子育て中の母親、計5人が集まった。この日に開催されたのは、乳児用の液体ミルクを使った離乳食講座。栄養士のパソコンディスプレイを共有したレシピ紹介や、事前に募集した質疑の応答が行われた。参加者からは「今日からメニューをためしてみたい」「オンライン講座は助かる」といった感想が挙がった。
同センターは4月から、麻生区内で保育付きワークショップや定期教室を開催する「リンクママ」(永井和美代表)が運営。しかし運営開始と同時に緊急事態宣言が発令され、センターも閉所に。閉所中でも「家にいるママたちの不安やストレス解消になれば」と4月下旬からオンライン講座を開始した。すぐにオンライン講座を開催できたのは「リンクママ」でオンラインレッスンについて勉強会を重ねていたことも大きかった。
リアルとの相互を模索
6月からセンターも利用人数や時間制限を設けながら再開。利用者が「家族以外に会っていないため、子どもが人見知りするかどうかもわからない」と言っていたのが永井代表の印象に残る。「それほど小さな子どもを持つ母親は距離を取って生活している」と永井代表。直接対面の講座を準備中だが「また自粛になる可能性もあるので、オンラインでも母親や子どもが交流できる場を作りたい」。模索は続く。
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