川崎白百合ライオンズクラブの会長に就任した 遠藤 亨さん 西生田在住 54歳
責任持ち奉仕を果たす
○…「コロナの影響で、どのような活動ができるか未定。相談してやり方を変えて、できることを実現したい」と会長としての抱負を語る。会員数21人からスタート。白百合ライオンズクラブに入会して7年。先輩に誘われて入会。「多摩区在住なんだけどね。最初は知らない人ばかりで。でも、すんなり仲間入りさせてもらったかな」
○…多摩区生まれ。友だちと野球や自転車に乗って遊んだ。中学・高校は吹奏楽部でトロンボーンを担当。「いまじゃ、楽譜も読めなくなっちゃった」と笑う。車やバイクが好きだったこともあり、工学の道に進む。就職先は特許事務所。「世に出る前のものが見られるので、とっても楽しかったけど、公知される数日間は寝る間もなかった」と振り返る。
○…33歳の時に会社を辞め、実家に戻る。母の死もあり、父を手伝いながら、家庭の仕事を任された。地域デビューもこのころ。自治会や神社の氏子、少年補導員など多岐にわたる。様々な活動を通して人とのつながりも広がっていく。「自分が育ってきたところだからね、若い人たちにしっかりバトンタッチできるようにね」。ライオンズクラブは「社交性と視野を広げてくれた場所」という。他業種、幅広い年齢層、知らない世界を教えてくれた。
○…今年3月、父が亡くなった。「頑固でね、何事も譲らない人だった」。ライオンズクラブに入って、父の新たな顔も知った。「違う地域の人たちが父のことを知っていてね。顔が広かったんだ」とびっくりした。「自分が責任を持てる中で活動したい」と言葉少なに言う。限界以上のことをして、迷惑をかけていないか自問する。「できることをしっかりやる。これからも、それは忘れないようにしたい」
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2021年1月8日号
1月8日号