麻生区版 掲載号:2020年9月25日号 エリアトップへ

11月に麻生市民館で開催される、ベートーヴェン・メモリアル・オーケストラ特別演奏会で指揮する 横島 勝人さん 金程在住 56歳

掲載号:2020年9月25日号

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音符を躍らせる「料理人」

 ○…麻生市民館で11月月、自身が立ち上げたワークショップ参加者らで編成する弦楽オーケストラを指揮し、チャイコフスキーやベートーヴェンを披露。聴きどころは「弦の響きは迫力があるし、4つの楽器の音で十分表現できる」ことだ。観客には「クラシックと肩肘張らず気楽に聞いてほしい」とほほ笑む。

 ○…大阪、高槻市の生まれ。サッカー少年だったが、ひょんなことから請け負った中学の吹奏楽の指揮に楽しさを感じた。「指揮者になりたい」と高校では吹奏楽部へ。「でも部活では指揮の機会はなかった」と苦笑するが、ホルンを担当しそのまま音大に進学。卒業後、遊びにいくつもりだったヨーロッパで「本格的に指揮を学ぼう」とウィーン留学を決意。現地でアルバイトしながら、34歳まで7年間、武者修行した。

 ○…帰国後は、市内をはじめ国内オケでタクトを振るほか、勉強会やオペラ、音楽祭にも携わる。「音符が躍るような、音楽の魅力を最大限に引き出せるか」。指揮をする上で最も考えることだ。指揮者とは「プレーヤーのこともよく知り、音符という素材を良くして提供する、『シェフ』のようでもある。一番おもしろい点」。きらりと笑顔を見せる。

 ○…都内での練習から戻ってくると「自然の中で空気も違う。ホッとする」という麻生区。地元開催に「これを機会に、麻生区のイベントに参加したり協力できることがあればやりたい」と意欲を見せる。次世代の音楽家を育てるためにも、幼児や小中学生たちにどうやってクラシックに興味を持ってもらうかを今後の課題と考える。「映画に行くようにクラシックを聞く環境を、僕たちがエンターテイメントとしての要素をつくっていく必要がある」

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