麻生警察署(岡部郁夫署長)はこのほど、特殊詐欺撲滅に向け「迷惑電話防止機器」の無料貸与を開始した。対象は麻生区在住の75歳以上で、固定電話を設置していることが条件。
この事業は、同区内で特殊詐欺が多く発生していることから、同署が関係団体に協力を求め、防止機器110台を用意したもの。
既存の固定電話に防止機器を設置すると電話機の呼び出し音が鳴る前に、電話をかけてきた人に対し、「通話内容を録音する」旨のメッセージが流れ、その後の通話が録音される。「犯人は自分の声が録音機に残るのを嫌がります。メッセージを事前に聞かせることで、被害を減らすことができる」と同署。最近は市・区職員、銀行員、警官を装い、クレジットカードの提出や暗証番号を聞き出す手口が増えているという。同署は「電話で暗証番号を聞くことも、自宅でカードを提出してもらうことも絶対にありません」と話す。
設置された世帯には、迷惑電話の受信状況や内容などを確認するアンケートが行われ、犯人との会話が録音された場合は、データの提供を呼び掛けている。専用申込書に住所、氏名などを記載し同署に提出。申し込み・問合せは【電話】044・951・0110麻生警察署生活安全課。申し込みは10月2日まで。
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