麻生区地域功労賞表彰式が10月15日、区役所内で行われ、地域活動に尽力した2人、1団体が表彰された。受賞者は天野悦子さん(片平)、手塚秀夫さん(王禅寺西)、まつりの会(石田厚生代表=細山)。この賞は地域の振興発展および市民生活の向上に貢献し顕著な功績があった個人、団体に贈られる。今年で13回目。
天野さんは小田急さつき台自治会の廃棄物減量指導員として長年にわたって活動。また地域を超えて区全体の取組みとしてダンボールコンポストの普及や、五月台地区計画の策定にも携わってきた。「生ごみをどのように処理するかは、ライフスタイルを見直す第一歩。生活や環境に対する視点も広がってくるはず。今後も生活環境の向上に協力していきたい」と天野さん。
手塚さんは市立真福寺小学校の登校時に児童の安全を見守り、声かけ活動を長年にわたり実施している。「町会の会長になった2008年から続けています。後継者を探しながら、この地域が、さらにいい街になるよう活動していきたい」と手塚さん。
まつりの会は、西生田小学校の下校時に児童見守りや、自治会農園を運営し、子ども、保護者が集まるサツマイモ収穫祭を実施し地域の親睦、交流に貢献した。代表の石田さんは「会の高齢化が進み、運営していくことが難し状況。若い住民が『いい街にしたい』という思いから、どんどん活動をしてほしい。今後も若い人が参加できるよう協力したい」と話した。
多田貴栄区長は表彰式の中で、「文化や芸術など麻生区には誇れるものがあるが、地域活動、人と人との交流も誇れるものの一つ。地域活動に尽力されている人、団体が区の宝物です」とあいさつした。
地域功労賞は例年、あさお区民まつりで表彰式を行うが、今年は感染症拡大防止のため同まつりが中止になったため、単独で行われた。
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