議会報告 あなたの税の使いみちをチェック〜決算審査 みらい川崎市議会議員団 鈴木朋子
もったいないだらけ
市の各種施策に税がまっとうに使われたかをチェックする決算審査が、第5回川崎市議会定例会で行われました。対象は令和元年度の決算です。私は健康福祉分科会に出席しました。その中で、地域密着型の介護施設等を増やそうとしているのに開設等に使える事業者向け補助金が十分活用されていない、高齢者・障害者に成年後見制度が活用されないまま付随事業費ばかりかさんでいる、地域包括ケアシステムの構築に未だに会議や広報物、プラン策定等に多額の業務委託料がかかっている等を指摘し、市民目線での改善を要望しました。
病院局に山積する課題
病院局が所管する市立病院の「病院事業会計」は独立採算制です。コロナ禍で市民を守り医療従事者の貢献に報いるためにも、厳正なチェックが必要です。まず、医療保険の自己負担分の未収金管理について、局は当初管理に無関心でしたが、経営に響くため原因分析を強く要望しました。後日、市立2病院合わせて生活困窮での未収金分が令和元年度3000万円以上、過年度分は6000万円以上と判明。他局と連携し、福祉とつなぐことで未収を予防する対策が必要です。その他、院内レストラン・売店の施設使用料の大幅減益について質問しました。さらに、みらい会派団長からは院内レストラン事業者に対する病院局の光熱水費未請求問題をめぐる不適切処理の数々を指摘し、会派の代表質疑と併せ市の対応を厳しく追及しました。この問題は新聞やテレビの報道でも取り上げられています。
さらに不適切処理
みらい会派は病院事業会計の決算議案を不認定としましたが残念ながら市議会全体としては認定多数となりました。しかしその後、更に院内の喫茶店に対する不適切処理も発覚。引き続き市の対応を注視して参ります。
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