東柿生小学校(井上清一校長)の4年生62人が、保護者や地域住民を招待してパラスポーツ、ボッチャの体験会を先月21日に行った。
同小4年生は今年度、誰もが暮らしやすいまちづくりを推進する「かわさきパラムーブメント」を広めるプロジェクトを総合的な学習の時間に取り組んでいる。7月から、市担当者や車いすバスケットボールの元日本代表キャプテンらによる出前授業、オンライン授業、パラスポーツ体験を実施。その中で児童たちは、年齢や人種、障害などの『ちがいってステキ。ちがいって最高で最強。』と気づきを得た。
スポーツ通じて広めよう
児童たちが次に目指したのは「違うことの大切さ」を広めること。子どもたちから挙がったのは、授業で体験したボッチャを、日ごろから関わりのある地域の人と一緒にやろうとイベントを行うこと。そこで12月の開催に向けて、11月から準備を進めてきた。
ボッチャはヨーロッパで誕生した、パラリンピック正式種目。目標球の白いボールに向かって赤・青のボールを投げたり転がしたりして、いかに近づけるかを競う。当日、児童たちは手作りのボールや、これまでの学習内容をまとめたパネルを用意し、受付や進行も全員で役割分担。地域から約50人を迎え、体育館で競技を行った。大人と子どもが混ざったチームが組まれ、熱戦が繰り広げられた。
参加した保護者の一人は「初めて競技を体験したが、小さな子から大人までわきあいあいと楽しめた」と感想を話していた。児童の一人は「ちがいを認め合うことを、世界中に伝えていきたい」と話していた。
学習成果の発表として、当日の様子は1月23日のオンラインイベント「かってにおもてなしテレビ」の中で放映予定。
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