川崎市黒川青少年野外活動センターで2月12日から14日までの3日間、味噌づくり体験が行われた。
同センターは、NPO法人国際自然大学校が管理、運営、指導を行い、かつて柿生小学校黒川分校の校舎があった場所を活用して、自然の中で料理や、木や竹を使った工作、ハイキング、木登りといった体験活動ができる施設だ。
年間を通じてさまざまなプログラムが行われている中で、今回は「くろかわ 里山満喫プログラム『特製黒川味噌仕込み』」と題して、添加物を使わない自然の味噌づくり体験が行われた。
13日は、3歳から小学生6年生までの子どもたちとその保護者が参加。当日の朝から5時間煮込んだ山梨県産の大豆を、参加者たちはミンチ機で砕き、ペースト状になった大豆を煮汁で柔らかく伸ばした後、同センターの室(むろ)でつくった麦や米のこうじと、塩を混ぜ合わせていった。参加した子どもたちは「紙粘土みたい」「気持ち良い」と楽しみながら、一生懸命に手でこねていき、空気を抜きながらタッパーに詰めて仕込みが終了。仕込んだ味噌は、それぞれ自宅に持ち帰り、半年から1年ほど寝かして完成。食べることができるという。
親子で参加した小学6年生の女の子は「ここで味噌づくりを体験したのは今回で3回目。2年前に作った味噌を一昨日食べたけど美味しかった。出来上がって、食べるのが楽しみ」と感想を述べた。
同センターの野口透所長は「コロナで例年よりも人数を減らして実施した。本当なら、味噌を煮るところから参加してもらい、食べ比べなどの体験もしてもらいたかったが、参加された方々が喜んでくれていたので、やって良かった。来年はもっとプラスアルファのいろいろなものを体験してもらいたい」と今後に期待を寄せた。
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