春の大型連休前後のイベント「川崎・しんゆり芸術祭(アルテリッカしんゆり2021)」の開催が発表され、17日に川崎市役所で記者会見が行われた。今年は4月18日から5月16日まで、新百合ヶ丘駅周辺の6会場で21演目27公演が予定されている。
拠点を構える文化芸術団体が複数あり、新百合ヶ丘駅周辺には芸術系教育機関やホールが集積する麻生区。
同祭は「芸術のまちづくり」を推進しようと、2009年から始まった。
「アルテリッカ」はイタリア語を組み合わせた造語で「豊かな芸術」を意味する。毎年、川崎ゆかりのアーティストらが出演し、オペラやクラシック音楽、バレエ、伝統芸能などを公演。同実行委員会が主催する。
昨年は40公演が予定されていたが、感染症拡大のため4月の開幕前に延期または中止に。7月から12月にかけて一部を振り替えて行った。
13回目を迎える今年は例年の3分の2となる公演数で、座席数は各会場で定員の半数にする。下八川共祐実行委員長は会見で、「規模を縮小するが、公演ジャンルの幅は広く内容は濃いもの。出演者も万全を期して練習している」と開催に向けて話した。
200人が縁の下の支え
同祭を支える市民ボランティアスタッフからも2人が代表で出席した。ボランティアは10代から80歳以上まで約200人で構成。柴田かおりさん(44)は「昨年は、母親と息子とともに親子3世代で参加できて楽しかった。会場でお客さんの笑顔が見れることが嬉しい」とやりがいを話した。12年以上参加する松田肇さん(75)は「縁の下の力持ちとして、お客様が満足する支えとなれれば」と抱負を語った。
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