市政報告 「四ツ田緑地」をご存知ですか みらい川崎市議会議員団 鈴木朋子
保全と利活用のハイブリッドへ
麻生区の王禅寺ふるさと公園そばに、四ツ田緑地があります。約7・1haの広大な土地で、現在は市が所有しています。長く閉鎖していましたが、市は保全と利活用の「モデル地区」として動き出しました。昨年11月下旬にイベントが、この3月に初の意見交換会が開かれ、6月末までに園路を整備します。
ワイルドな緑地試験的な開放も
私が最初に緑地へ入ったのは、昨年初秋。草木が伸び放題で起伏が激しく、池のふちの急斜面を登り、難所だらけの中を進むと視界が開け、その先に広場がありました。その後、安全のために傾斜にロープを張るなどして、11月には広場で親子向けイベントを開催。野外活動や緑地保全、子ども会、ボーイスカウト等10団体が出店し、市民等201人のほか、市長ら市関係者も訪れました。アンケート結果は大好評。今年7月を目途に、一般の方にお試し開放を企画中とのこと。ぜひ足を運んでみてください。
市のビジョンを明確に
3月の意見交換会では、自然保護や子ども関係、野外活動等の多様な団体関係者が集まり、全く異なる立場からの率直な意見が交わされました。今後は、緑の保全に生物多様性等の環境的視点、イベント開催など、市の複数部局の連携が必要となります。最も肝心なのは市のビジョンです。未来の川崎市にとって「緑地」の価値とは何かを、明確にして進めるように注視します。奥が深い分野です。引き続き取り組みます。
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