白山こども文化センターで6月5日、蚕を育てる講座が開催され、児童や保護者ら約30人が参加した。
地域の大人たちが先生となり、子ども時代にしか経験できないことを教える体験型教室を企画する「むじなが土曜塾」(平野敦士代表)が主催。蚕を育てる講座は、15年ほど前から、毎年同センターで実施されており、昨年はコロナの影響で中止となって以来2年ぶり。
当日は、平野代表が蚕の生態や飼育の仕方、養蚕の歴史などを解説。その後、蚕の餌となる桑の見分け方について同センター周辺でフィールドワークを行った。講座の後には、希望者に1センチほどの小さな蚕が手渡された。
参加した6年生の男児は「蚕の一生が短いことや、生態についても知ることができた。これから育てて、まゆができるのが楽しみ」と感想を語った。平野代表は「昔は、黒川や岡上でも養蚕が行われていた影響か、この辺りに桑の木が多い。五感を使って勉強することが大事。蚕を育てて、まゆを取って、糸繰りをして、経験したことをみんなに話してもらえたら」と話した。
なお、7月3日には糸繰り体験を同センターで予定している。
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