しんゆり交流空間リリオスで6月26日、未就学児を対象に、絵本を通じた国際文化体験のイベントが初開催された。
こども国際文化プログラム「絵本と友だち」は、区内在住の絵本・紙芝居作家、翻訳家の野坂悦子さんが講師を務める企画。就学前の子どもに国際感覚を養ってもらうことを目的に、今後、3カ月に1回開催する。
当日は午前と午後にわかれて行われ、合計で14組の親子が参加。オランダ在住歴があり、オランダ語の絵本の翻訳も手がける野坂さん。前半では野坂さんが翻訳した「とんがりぼうしのオシップ」など絵本の読み聞かせを行った。
後半は、オランダでひと昔前に使われていたという「おまつりぼうし」を親子一緒に工作。参加者は新聞紙を折ったり切ったりして、ぼうしとてっぺんの飾りを完成させた。子どもたちは好きなシールを張って飾り付けたぼうしを被り、オランダの歌を日本語にして一緒に歌った。
ぼうしに名前を書いて「かっこよくした」のは区内在住、4歳の大塚瑛翔くん。母親の真弓さんは「子どもは工作が好きなのでいい機会になった」と感想を話した。
野坂さんは「親子で楽しみながら創意工夫のぼうしができて、私も幸せな気持ちになった。絵本のことも思い出してくれたら」と語った。
麻生区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|