麻生区の花「ヤマユリ」の開花展示会が7月2日から7日まで、麻生市民館2階ギャラリーで開催され、多くの人が観賞に訪れた。
麻生ヤマユリ植栽普及会と麻生区が主催した同展示会。同会は、「百合丘」の地名の由来にもなったとされるヤマユリの植栽活動を行っており、今回、育成地や育て方を知ってもらうためのパネルを展示。開花した鉢植えのヤマユリも多数展示され、花の特徴でもある甘く重厚な香りが会場を包み込んだ。会場を訪れた人たちは、パネルを熱心に見学し、育て方を同会のメンバーに質問していた。
今回の展示会について、同会では「期間中、雨の日が多かったが、たくさんの人に来場いただけた。今年は、例年よりも開花が早く、質問される方も多かった」と振り返る。来年は麻生区の区政40周年の記念行事に関連した行事を検討しているという。同会は「展示会などを通して、皆さんに、特に若い人に関心を持ってもらえたら。『あの場所に咲いている』というニュースも教えてもらいたい。ヤマユリを大事にする行動が大切」と話している。
同会では、かつて麻生区内のいたるところで見ることができたヤマユリの姿の自力再生と復活を目指し、地域ボランティア団体と協働で保護・育成を進めている。植栽活のほかにも、毎年、育苗講習会や植え替え講習会なども開き、普及活動も行っている。
麻生区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|