特別緑地保全地区の「王禅寺四ツ田緑地」が7月10日、一般開放された。子どもから大人まで約100人が訪れ、豊かな自然の中で野外活動体験を楽しんだ。
同緑地は、(株)日立製作所の保養所の一部だった約7・1ヘクタールの土地で、現在は川崎市が管理。起伏に富み、さまざまな樹木が自然のまま残存している。市では、この緑地の保全と利活用を目的に、子どもたちが野外活動を体験できる場所として、今回、敷地内の広場約1800平方メートルを一般開放した。
当日は、火起こし体験、ブランコ、草木を使った小屋づくりを楽しんだ。高津区から家族で参加した母親は「周りに建物がなくて最高の景色。大人も癒されるし、子どもも自由に遊べるこのような環境が無料開放されるのはありがたい」と感想を話した。
同緑地の運営を行うNPO法人国際自然大学校の野口透さんは「整備されていないからこそ体験できるものがある。子どもの想像力を発揮できる場所にしていきたい」と話す。市担当者は「今後も皆さんと活用について意見を交わしていきたい。緑地保全、利活用がつながり循環していければ」と話している。
なお、7月の開放日は22日(木・祝)、27日(月)、午前10時から午後4時30分。8月はHPで確認を(「国際自然大学校 四ツ田緑地」で検索)。詳細についての問い合わせは、国際自然大学校【携帯電話】080・8882・9086へ。
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