NPO法人国際自然大学校の職員で、四ツ田緑地の運営を担当する 小川 奈々代さん 黒川在勤 32歳
人、自然に関わり前向きに
○…自然体験ができる川崎市黒川青少年野外活動センターの運営に携わってきた。7月から一般開放が始まった特別保全緑地「四ツ田緑地」の運営も担う。同緑地担当として、整備、プログラムの立案から実施までを先頭に立って行っている。「緑地の保全と利活用が今回の目的。保全は人の手が入らないと。地域の団体さんと連携しながらアプローチしていきたい」と抱負を語る。
○…企業の保養地だった同緑地。これまで人の手が入っていなかったため、初開放の1カ月前から、かや刈りや、歩道の整備、広場で遊べる環境を整えてきた。それでも、まだ全体のほんの一部。自然を活かした生活体験を行う場所にしていくことが目標だ。「もう少し利便性を高めて、大人も子どもも、いろいろな楽しみを見つけられる里山にしていきたい」と笑顔で語る。
○…「かぼちゃん」のキャンプネームで、子どもから大人まで親しまれる。幼い頃から親しんできたバレーボールのキャラクターと、名前を決める際にカボチャを食べていたことが由来。「慣れるまで違和感がありましたけどね」。大学時代に、ボランティアでキャンプに参加してから、この世界に興味を持った。卒業後、横浜のホテルに3年勤務し、同法人に。ホテルも今も共通するのは、非日常体験する場を提供すること。「ギャップがかなりありますけど」と笑みを浮かべる。
○…料理好きで施設のまかない担当。祖父がホテルの料理人だった影響だという。何でも手作りが好きで同緑地の看板もお手製だ。「ここを盛り上げていきたい。活用の循環の仕組みができるまで担当できれば」。人と自然に関わり、人生を前向きに生きる。法人の理念を自身のモットーにこれからも自然を楽しむ。
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