区内千代ヶ丘在住の長嶋孝子さん(69)と、片居木町子さん(67)は8月5日、社会福祉法人セイワに手作りの巾着袋70枚を寄贈した。
手芸が趣味の長島さんと片居木さん。2人は昨年、マスクが入手困難な時期に、手作りマスクを地域の高齢者や障害者施設などに寄贈する「手作りマスクプロジェクト」に参加していた。
今年春に、片居木さんが以前に作った巾着袋が役に立たないかと、高石地域包括支援センターに相談。同センターが、セイワが運営する「あさお基幹相談支援センター」の河村裕孝さんにニーズを確認すると、障害者のための複合施設「川崎授産学園」から「48枚お願いしたい」とリクエストがあった。2人は自宅にあった布を使って、裏地の付いた2枚構造で、紐に飾りをつけた巾着袋70枚を完成させた。
河村さんは「本当にありがたい。利用者の方々も喜ぶと思う」と感謝する。長嶋さんは「必要としてくれる人のために、顔を想像しながら作った方がやりがいがある」と話し、片居木さんは「喜んでいただけて嬉しい」と笑顔を見せた。河村さんは「コロナが収束したら、利用者の皆さんとお礼がしたい。地域の方々と顔の見える関係を築いてきければ」と話した。
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