寺子屋くりぎだいのメンバーで「プログラミング発表会」を企画した 上田 和雄さん 白鳥在住 71歳
麻生っ子の将来 楽しみに
○…放課後の学習支援、体験学習、世代間交流を目的に川崎市が実施している寺子屋事業。8月23日に市内5つの寺子屋が参加したプログラミング発表会を企画した。プログラミングは、算数や英語の知識が不可欠。物事を自主的に考え、知識の広がりを生み出してくれるとの考えからだ。「夏休みだし、コロナ禍での親子のコミュニケーションツールになったと思う。やって良かった」と胸をなでおろす。
○…大阪府出身。高校時代に車のレースに興味を持ち、大学卒業後に大手ディーラーに就職。ロータリーエンジンを加工し、レースに参戦していた。2年勤めた後に、保険会社に転職。26年前に麻生区に転居してきた。在職中に情報の科目の高校教員免許を取得。定年後に高校で非常勤を勤めた。「子どもたちに教えることで、将来が楽しみだったから」
○…6年前に知人に誘われ「寺子屋くりぎだい」の立ち上げから参加。今年発足した「寺子屋あさお」の運営にも携わる。スキルを身につけることは、自身の有用性を高め、社会で生き抜く手段のひとつになる。「半歩、一歩の努力が大切」。これまでの経験を伝えながら学習支援を行ってきた。「子どもたちの自主性や発想が大切。そのお手伝いをするだけです」とはにかむ。
○…最近取り組んでいることは、自分史の制作。過去の写真を整理し動画にすることも。「終活の一環ですよ」と破顔する。「人とシステムの融合」をモットーに、自分に必要なものを取り入れることを心掛けてきた。これからもシステムづくりは続く。「麻生区内の全小中学校で寺子屋の導入を進めたい。ノーベル賞が取れる子が出てくるのが夢ですね」。これからも子どもたちの夢をサポートしていく。
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3月29日
3月22日