麻生区クールアース推進委員会の委員長を務める 児嶋 脩(ひさし)さん 千代ヶ丘在住 82歳
麻生から温暖化防止を
○…自然エネルギーの活用促進、省エネの普及に取り組む「麻生区クールアース推進委員会」。8月7日にペットボトルで風力発電機をつくる子ども向けの夏休み環境イベントを開催した。オンラインでの実施となったが16組の親子が参加。「世界的にポピュラーな発電方法。自然エネルギーについて理解を深めてもらえたのでは」と笑顔で成果を語る。
○…現役時代、大学で薬用植物の維持・管理の研究を行ってきた。水温の上昇によってサンゴの白化現象が進行していることを危惧し、温暖化対策として自宅に太陽光パネルを設置。それを機に2008年に同委員会に参加。講演会「あさお自然エネルギー学校」や、子ども向け啓発事業「おひさまと遊ぼう」などに取り組み、情報誌「おひさまだより」の編集長を務めてきた。「地球の将来のためにも気温上昇をとどめられたら。皆さんに理解してもらい、一緒に取り組んでいきたい」と呼びかける。
○…鳥取県出身。中学、高校時代に新聞部に所属。高校では、学校の推薦を受けて原水爆禁止世界大会に参加したことも。大学では「人に役立つものを作りたい」と薬学部で、漢方薬の研究に没頭した。薬も気候問題も、生命に関わることは同じ。「元気なうちに、子どもたちにクールアース(地球を冷やす)の大切さを伝えていけたら」
○…川崎市市民健康づくり推進運動懇談会の委員や、川崎医療生協の北支部長を務めるなど、これまでの経験や知見を活かして、地域の健康づくりに取り組む。好奇心が強く、情報収集やウォーキングが自身の健康の秘訣。「少しでも地域の方たちの健康に役に立てれば」。持続可能な開発目標「SDGs」の啓発とともに、これからも地域活動は続く。
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