市立王禅寺中央中学校3年の高橋大地さん(15)は8月20日・21日、日本棋院(千代田区)で行われた「文部科学大臣杯 少年少女囲碁大会全国大会」に出場し、3位に輝いた。全国の地区予選を勝ち抜いた70人によって、競われた今大会。「悔しい思いもあるけど、準決勝まで行けて良かった。次は高校で頑張りたい」と抱負を語った。
高橋さんは、6月に行われた同大会の神奈川地区代表決定戦で優勝し、今大会の出場権を獲得。「特に緊張はしなかった」と今大会を迎えた。
大会参加者70人が、8組に分かれ、各組上位2人が本選に進める1次リーグ。高橋さんは、過去に出場した全国大会の準優勝者と同組に。初戦で勝ちを収め、勢いに乗ると、3連勝で1次リーグを1位で突破した。「勝ち抜けた喜びよりも安堵感があった」。続けて行われた本選1回戦も勝ち、1日目を終えた。
2日目は、準々決勝から。参加者が一堂に会した初日と異なり、勝ち上がった8人しか会場におらず、プロも会場に訪れる緊張感の中で戦いが始まった。準々決勝で勝利して臨んだ準決勝は、中盤で優勢に。その後、早碁になる展開で終盤のミスが響いて敗戦。3位決定戦に回り、そこで勝利を収め、3位で大会を終えた。高橋さんは「優勝を目指していたけど、準決勝まで残ることができた。最後勝って終われて良かった」と振り返る。
「新しい舞台で」
小学生時代に、全国大会で準優勝の経験を持つ高橋さん。2年ほどアメリカで過ごし、昨夏帰国。今回の結果には「アメリカから帰って来て弱くなっていなかった。あと一歩だなと思った」と振り返る。囲碁の世界では最近AIを取り入れた戦略が練られている。「人が打つことでコンピューターが到達し得ない世界がある。その楽しみを追求していきたい。高校生になっても囲碁を続け、新しい舞台で頑張りたい」と今後の抱負を語った。
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