川崎市は9月7日、2021年度の市文化賞等の受賞者を発表した。学術や文化活動、社会福祉などの分野で功績のある6人2団体が選ばれ、麻生区では、北條秀衛さん(75)、ゆりがおか児童合唱団が選出された。
市の文化向上と発展を目的に、各分野で功績の顕著な人や団体に贈呈する同賞。今年度は文化賞に2人2団体、社会功労賞に2人、文化芸術分野で活躍する若手に贈られるアゼリア輝(かがやき)賞に2人が選出された。贈呈式は11月4日(木)を予定。
北條さんは、(公財)川崎市文化財団理事長、岡本太郎美術館館長などを歴任。アルテリッカしんゆりなどの大型文化事業の立ち上げに尽力した。北條さんは「市民と一緒に活動してきたことが評価された。今後も皆さんと川崎市を盛り上げていきたい」と意欲を語る。
ゆりがおか児童合唱団は、50年間地域に根差した活動を続け、合唱祭などで受賞、卒業生が多方面で活躍。音楽文化の向上に貢献した。同合唱団は「地域の皆様に支えられて名誉ある賞をいただけて光栄。今後とも応援を宜しくお願いいたします」と話した。
そのほかの受賞者は次の通り(敬称略)。
【文化賞】▽黒木登志夫(85)=医学博士、東京大学名誉教授▽日本地名研究所
【社会功労賞】石山春平(85)=全国ハンセン病療養所退所者連絡会副会長▽片岡正(69)=前川崎市医師会副会長
【アゼリア輝賞】▽加藤梨里香(23)=俳優▽齊藤健太(28)=サクソフォーン奏者
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