「あさお芸術のまちコンサート〜For You〜秋空のコンサート」が9月26日、麻生市民館ホールで開催された。主催は同推進委員会(丸山博子委員長)。
2000年開始の区役所ロビーのコンサートから始まり、「音楽を気軽に楽しめるコンサート」を開催している同委員会。コンサート活動は今年で21年目。今回で149回目の開催となった。
麻生区ゆかりの演奏家5人のほか、公募で集まった「忘れない〜明日に向かってSince3・11合唱団2021」と小中学生による「少年少女合唱団」が出演。事前応募の観客400人の前で歌い上げた。
個別練習も取り入れ迎えた本番
少年少女合唱団には小中学生36人が集まり、7月から練習を開始。緊急事態宣言下と重なり、本番までに予定していた全体練習は5回と、例年より少なかった。代わりに、ウェブ会議アプリを使用し一人ひとり歌ってもらう個別練習も取り入れた。丸山委員長は「恥ずかしがらずに参加してくれ、画面越しからも家族や兄弟姉妹の応援がわかった」と練習を振り返る。
迎えた本番、辞退者ゼロで、読売日本交響楽団の奏者らによる室内アンサンブルの伴奏にあわせ、「本音」「いのちの歌」などを披露した。出演者の一人で、市立金程小3年の行田陽菜子さんは「違う学校に通っている子や学年が違う仲間たちと音楽でつながることができてうれしかった。これからもみんなと一緒に歌い続けていきたい」と感想を話した。
丸山委員長は「子どもたちは楽しそうに歌い、練習では泣いたり喧嘩もあったりしたけれど、舞台では一つにつながっているように感じた」と振り返り、「音楽を楽しみ、心を解放し、相手との違いを受け入れる心を育てていきたい」と今後の抱負を語る。
次回は「ユニヴァーサル〜For You〜」と題し11月21日(日)に新百合トウェンティワンホールで行われる。
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