議会報告 大雨等による土砂災害への備え みらい川崎市議会議員団 鈴木朋子
高台の多い麻生区。10月は台風・豪雨による土砂災害が心配です。7月の熱海の土砂災害を受けての川崎市の対応など、代表質問で取り上げた内容をお伝えします。
土砂災害警戒区域本市は?
川崎市内の土砂災害警戒区域は752区域。麻生区に305区域あります。詳細は「土砂災害ハザードマップ・麻生区版」でご確認いただけます(市HPで公開)。
熱海の被災を受けて、川崎市が行った安全確認を質しました。
市によれば【1】民有地で土砂災害警戒区域の中から、がけの規模が大きく、影響を受ける恐れのある区域内の137カ所を点検(そのうち麻生区は29カ所)、【2】市が管理する道路沿いの斜面のうち、過去の調査で変状が確認された箇所を対象とした点検を実施。結果として早急な対応は必要ないとのことで、ひとまず安心しました。
宅地造成の「盛り土」について
熱海の土砂災害でクローズアップされた「盛り土」。市の「大規模盛り土造成地マップ」を見ると、麻生区内の住宅地にも数多く存在します。
市の把握状況について質したところ、【1】関連する法律に基づく許可手続きの中で内容等を把握するとともに、排水施設の設置などの安全対策について確認、【2】土砂埋め立ては、神奈川県の条例に基づいた許可が必要で、県が適切に把握し対応とのことでした。
コロナ・自宅療養中に避難が必要になったら
市の答弁では、「自宅で安全が確保できる場合は在宅避難が前提で、困難な場合は関係局が県と宿泊療養施設等への搬送調整実施が原則」「各区役所で土砂災害警戒区域に住む自宅療養者を把握し、関係部署で情報共有している」というものの諸々課題が残ります。
災害は待ったなし。自宅療養者の確実な避難体制づくりに引き続き尽力します。
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