9月に都内で行われた「第41回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール」のピアノ部門で、市立金程小学校6年の長田智希さんが、同学年の部で第5位に輝いた。
同コンクールは(一社)東京国際芸術協会が主催し、未就学児から大学生を対象に行われる。長田さんは、プロコフィエフ『ピアノソナタ第2番 第4楽章』を演奏。今年の春から取り組み、フレーズや連打など自分で目標を決めながら毎日2〜3時間練習した。
テンポの速い曲だが、「途中の静かできれいな場面を、落ち着く森や風がさわさわと吹くような様子を思い浮かべながらうまく表現できた」と本番の演奏を振り返る。一方、「ミスタッチが多かった。点数を付けるなら、100点中80点」と課題も見つかった。
「耳コピ」が得意
絶対音感があり、何度か曲を聞けば「耳コピ」ができてしまうという長田さん。幼稚園のころ、先生が弾いた曲を聞いて覚え、自宅のおもちゃのピアノで弾いて遊んでいたことが、ピアノを習い始めるきっかけだった。
「聞いた曲をピアノで表現できることが気持ちいい」と話し、クラシック以外にも『夜に駆ける』『紅蓮華』など多ジャンルの曲を弾く。学校では合唱の伴奏を担当することもあるという。
3年生からコンクールに挑戦し、初めての上位入賞。結果を知り「実感がなかったけれど、後からうれしくなった」と笑顔で語る。コンクールには「1位を獲るまで挑戦する。次回も同じ曲で、今度は完璧に演奏したい」と意欲を見せる。
麻生区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|