市立虹ヶ丘小学校(今野忠校長)で10月22日、ドローンを使ったプログラミングの体験授業が行われた。民間企業の協力で、5・6年生55人がドローンの遠隔操作による空撮、プログラムの設定などを体験。水谷峰幸教頭は「児童が新しい技術を体験できて良い経験になった」と話す。
論理的思考能力を養うために、昨年から小学校で必修化されたプログラミング授業。同校に協力したのは、FPV ROBOTICS(株)(東京都港区、駒形政樹代表取締役)。同社は、文科省などが立ち上げた「未来の学びコンソーシアム」に参画し、2016年から全国でドローンを使ったプログラミング体験授業を実施している。同社が川崎市で授業を行うのは今回が初。
最初に、各学年2人が約30センチのドローンの遠隔操作に挑戦。ドローンを体育館の中から操作し、校庭で高さ60メートルまで飛ばして空撮を体験した。体育館のスクリーンに自分たちの住む街が映し出されると子どもたちから「家だ」「早野広い」などと歓声があがった。
プログラミングとマニュアル飛行操縦は、各学年に分かれて体験。プログラミングは、同社が設計したシステムを活用して、班ごとに飛行時間を設定し、バーを超えて着陸するまでをいかに早くクリアするかのゲーム形式で行われた。何度も設定を繰り返しながら、高得点に挑んだ。飛行操縦は、スマートフォンをコントローラーに、一人ひとりが悪戦苦闘しながらも操縦を体験した。
5年生の山本梨央さんは「どれくらい進むか考え、改善しながらできた」と話し、吉垣晃平さんは「あの高さからみるとまちが小さく見えて驚いた」と初めての体験に満足していた。
水谷教頭は「プログラムを組んで、トライアンドエラーを繰り返すことが学び。こうした最新技術にふれる機会は少ないので、また企画していきたい」と話した。
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