川崎市は先月、「第10回スマートライフスタイル大賞」の受章者を発表。11月18日に市役所で表彰式を実施した。麻生区からは、市民団体「早野聖地公園 里山ボランティア」が優秀賞を受賞した。
同賞は、市民や事業者等のCO2削減、地球温暖化対策に貢献する優れた取り組みやノウハウを表彰するもの。
同団体は、里山を将来にわたり、保全・管理し、地域振興と早野の文化を継承していき、人と自然の共生を図ることを目的に活動を行っている。
今回、ナラ枯れ対策のため、伐採した樹木を炭焼きにし、約1150キログラムの炭素固定化を実施。その炭を二ヵ領用水に沈めて水質浄化に役立てた。また伐採した樹木をシイタケのほだ木としても活用。枝部分をチップ化し、腐葉土と一緒に再利用するなどの取り組みが評価された。
同団体は、これまで奨励賞を3年連続で受賞しており、今回、初めて優秀賞を受賞。小泉清代表は「これまでの取り組みが評価されて良かった。今後も継続して取り組んでいきたい」と喜んだ。
受賞団体の取り組み動画で
今回、最優秀賞2団体、優秀賞5団体、奨励賞11団体が選ばれた。最優秀賞の川崎信用金庫(川崎区)は、百合丘支店で建物の断熱性により省エネルギー性能を高めることで、エネルギー消費量を50%以下まで削減する「ZEB Ready」認証などを取得したことなどが評価された。
なお、スマートライフスタイル大賞第10回特別企画として、「CCかわさき」のHPで、過去の受賞団体の取り組みが動画で公開されている。
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