神奈川県美化運動推進功労者の表彰式が12月9日、麻生区役所で行われ、麻生区では高橋捷夫(かつお)さん(84)=岡上在住=、下麻生朗生会(志田弘一会長)が受賞した。
県美化運動推進功労者表彰は、多年にわたり美化運動の指導啓発や広報活動、清掃活動、花いっぱい活動など、美化運動の推進に貢献し、その業績や功労が顕著で、他の模範になる個人や団体に対し、その功績を称えるもの。
高橋さんは、1996年に町内会役員のごみ減量係に就任したことをきっかけに、ほぼ毎日ごみ集積所の美化に尽力。カゴの整理整頓や増えた住民に対するごみ増加の対策、集積所以外でもごみや、たばこの吸い殻の清掃を実施している。また高校野球部の使わなくなったネットを譲り受け、再利用してゴミ集積所にカーテン式のカラス除けを製作。それらの活動が、地元住民からも感謝され、模範となることから、今回受賞につながった。
下麻生朗生会は、2000年から自治会の清掃活動にかわり、毎月自治会内の公園の清掃、草刈りなどの美化活動を行い、安心安全に使える環境づくりに取り組んでいる。中でも、6千平方メートルを超える恩廻公園では、30人以上が参加して、100以上のゴミ袋の雑草を除去。美化だけでなく会員同士の交流、健康増進に寄与している。清掃された公園には近隣からも訪れるなど、地域の誇りとなる公園づくりに貢献していることが認められた。
「今後の励みに」
三瓶清美区長から表彰状が手渡されると、高橋さんは「地域の皆さんの協力なしではできず、地域の皆さんが表彰されたもの。体が動く限り続けていきたい」と今後の抱負を語った。志田会長(85)は「地域の公園は地域で清掃を、と活動してきた。賞はこれからの美化活動の励みになる」と笑顔で表彰を喜んだ。
同表彰は、63年から実施しており、今年度は県内で16人、20団体の計36件が受賞。川崎市内では、6人、4団体が選ばれた。例年、県知事から表彰状が贈られるが、コロナの影響で表彰式が中止に。推薦した麻生区から表彰状が手渡された。
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