市立東柿生小学校の6年生は今月4日と7日、今年度取り組んできた里山学習の集大成として、早野聖地公園で5年生への引継ぎ式と、卒業記念の植樹を行った。
同校の6年生は例年、総合的な学習の時間に里山についての学習を行っている。今年度は、「かわさきSDGsゴールドパートナー」の認定、体験型イベント「里山フェス」の企画実施に取り組むなど、例年よりも幅広い活動を実施してきた。
4日は、これまで学んできたことを5年生に引き継ぐため、3グループに分かれて里山を案内。笹刈り、炭焼き、里山の魅力などを、タブレットを使って説明して回った。6年生の説明を聞いた、5年生の小室大翔さんは「6年生は地域と関わりながらすごいことをやってきた。自分も地域とそれ以上に関わりながら取り組んでいきたい」と話した。
7日は、同公園の里山ボランティアの協力のもと、卒業記念植樹を行った。同公園でドングリから育てたコナラやクヌギ、シラカシの苗を丹念に植えていった。佐藤唯妃さんは「木と一緒に大きく育っていきたい」と声を弾ませた。
この1年の学習を振り返り、加藤稜大さんは「できたこと、できなかったことがあるので、5年生にしっかりと引き継いでいってもらいたい」と期待を寄せ、高橋さいかさんは「里山フェスは大変だったけど、この1年あっという間だった。いろいろな人と関わり、自然も身近に感じられた。里山以外の自然も守っていきたい」と今後に意欲を見せた。
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