小学生向けの学習会「はなまる塾」が7月25日、柿生駅前町内会館で夏の特別教室を行った。
同塾は昨年10月から、会場近隣の児童を対象に開講した。主宰する谷須美子さんは元高校教諭で、現在は書家としても活動。通常の学習会が開かれない夏休みのイベントとして、谷さんの書道教室が開催されることになった。
当日は3年生から6年生までが参加した。最初は学年ごとに学校に提出する夏休みの楷書の課題に取り組んだ。子どもたちは、谷さんら講師の手ほどきを受けながら半紙に繰り返し文字を書いて練習。とめ、はね、はらいに気を配りながら丁寧に字を書いていった。
後半は、自分の書きたい言葉を色紙に書いて表現することに挑戦。普段使用している筆の代わりに、ブラシや極太の筆、歯ブラシ、ニワトリの羽などに持ち替え、墨は黒ではなく灰色や茶色のものを使用した。道具や墨の色にあわせて書く言葉を決めると、個性豊かに文字を表現した。
4年生の男児は「書道の時間で使う筆で書くより楽しかった」と感想を話した。谷さんは「ブラシや羽を使って楽しみながら書いてくれて、味のあるステキな作品が出来上がった」と語った。
作品は今後、片平川脇の遊歩道にあるオープンスペース「アートロジ」で展示を予定している。
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