15周年を迎えた麻生区クールアース推進委員会の委員長を務める 岩田 輝夫さん 王禅寺西在住 75歳
周囲の刺激 エネルギーに
○…麻生区クールアース推進委員会が区役所屋上に太陽光発電設備を設置してから15周年の記念イベントとして、明日20日には「未来をひらく自然エネルギー〜映画と講演のつどい〜」を麻生市民館で午後1時30分から開く。同委員会には約10年前に入会し、昨年4月委員長に就任。「15年で続けてこられたのは、これまでの委員長の活躍、功績があったからこそ」と話す。11人のメンバーで「あさお子育てフェスタ」への出展や小学校への出前授業、専門家を招き「あさお自然エネルギー学校」、施設見学会などの活動を通し、自然エネルギーや地球温暖化防止の啓発に取り組む。
○…東京都大田区出身。大学卒業後、中学校の教員となり、横浜市内6校で教鞭をとり、教師一筋38年。専門は数学だが、環境教育にも力を入れ、生徒と一緒になり、鶴見川の清掃活動に参加したほか、丹沢のシカが絶滅の危機に瀕した時には、生徒らとともにシカの餌を届けに赴いた。「たくさんの餌が集まり、非常に喜んでもらえた」
○…退職後は「地元で何かできないか」と考え、地球温暖化防止の取り組みに共感したクールアースのほか、区地域教育会議の委員として地域の寺子屋事業、麻生市民交流館やまゆりでの市民活動にも参加するなど、多忙を極める。その合間を縫って、40年ほど前に始めた陶器づくりに勤しみ、自宅には工房も構え、「アルテリッカ新ゆり美術展」にも毎回出品するほどの没頭ぶりだ。「いろいろな団体の方々が頑張っている姿を見ると、その度に刺激を受け、エネルギーになっている」と微笑む。
○…「日本は山が多く、水も豊富。農業用水路を活用し、もっと小水力発電所が増えてもいいと思う」と語る。今後はクールアースで「メンバーを増やし、大人だけでなく、地球温暖化防止のために今何ができるかを理解して、実行してもらえる子どもたちを増やしていきたい」
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3月29日
3月22日