祭りで地域活性を 稲毛神社、若宮八幡宮などで実施
各地の神社で例大祭や夏祭りが開かれる。自粛ムードが依然漂う中、川崎区内の神社関係者からは「祭りで地域を活性させ、被災地復興に結び付けたい」との声が聞かれた。
川崎区宮本町の稲毛神社(市川緋佐麿宮司)では8月1日(月)から3日(水)まで山王祭を実施する。「祭りの本質は神に地域の発展から世界平和を祈り、感謝するもの」と同神社。そして祈りや感謝を地域から国、国から世界へと広めていくとし、「未曾有の大災害で日本の安全や発展が脅かされている状況で、神主には祭りを行う必然性と必要性があると認識している」と力をこめる。
こうしたことを受け、今年は「再生への祈り」と題し、2日目の例祭で東日本大震災の復興祈願祭を併せて行う。最終日の神幸祭では「孔雀」「玉」と呼ばれる大神輿2基が氏子23町会を練り歩き、途中立ち寄る神酒所に「がんばろう日本」の幟旗(のぼり)を掲げるほか、被災地支援の義援箱を設置する。
大師駅前の若宮八幡宮(中村博行宮司)も「まつりでまちを元気にして、被災地復興へと結び付けたい」との観点から8月6日(土)と7日(日)の2日間、夏祭りを実施する。
7日の連合渡御では神社を出発した神輿が最後は川崎大師平間寺の山門をくぐる「神仏習合の瞬間」(関係者)が見られるほか、境内では奉納演芸が行われる。
このほか、大島八幡神社、新田神社、中島八幡神社でも8月7日に例祭が実施される。
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4月19日
4月12日