第2弾はアニメ主題歌 歌でひったくり被害防止へ 川崎警察署
歌を披露する歌手の宮下敏子さん
歌で市民にひったくり被害の防止を呼びかけようと、川崎警察署（小山田高久署長）は先月16日、アニメ「タッチ」の主題歌にのせた「街角デンジャラス」を発表した。替え歌による防犯の試みは「振り込め詐欺」をテーマにした１作目「振り込まないで」に続き２作目。前作同様、小平博川崎警察署副署長を中心に同署員らで作詞した。
「お願いネット ネット かけてネット 前かごに」――。川崎地下街アゼリアで行われた防犯キャンペーンでは、かわさきＦＭのパーソナリティーで歌手の宮下敏子さんが歌を披露。道行く人たちは、聞きなれたメロディーに足を止め、犯行の手口や注意点が盛り込まれた歌詞に耳を傾けている姿が見られた。
幸区に住む女性からは「注意点などが歌詞に入っていて面白い。普通に聞くより頭に入る」との声が聞かれた。
同署では、「川崎地下街アゼリアや各種イベントなどで歌を流し、ひったくりの啓発に努めていきたい」としている。
川崎市内のひったくりの発生件数は、11月末現在で２３３件（前年比22件増）。被害者の８割以上が女性だという。
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