新大関・鶴竜に注目
５月６日から夏場所がはじまります。新大関・鶴竜の誕生で、史上最多の６大関の場所となります。いずれの力士にも綱とりを期待したいところですが、実力では、鶴竜が頭ひとつ抜き出ている感があります。非常にバランスがとれた力士との印象を受けました。単独５位となる23回目の優勝を狙う横綱・白鵬とともに今場所を牽引する目玉力士です。
春日山部屋では、祥鳳（しょうほう）が着実に番付を上げています。若春日も調子を上げてきました。また、伯錦（はくにしき）の頑張りにも期待をしたいところです。
協会理事に就任
話は変わりますが、このほど相撲協会理事に就任し、協会の仕事に専念するため、春日山から「雷（いかずち）」へと名跡変更いたしました。春日山は元前頭の濱錦が継ぎましたことをこの場を借りて、改めて報告いたします。
協会では、財務関係に取り組んでおります。大相撲協会は現在、公益財団法人への移行を目指しておりますが、協会の事業収入は4年連続のマイナスで厳しい状況です。法人化に向けては財務の再生が急務となっており、まずは力を注いでまいります。もちろん、相撲人気の回復、新しいファンの拡大のための開拓にも力を尽くしますので、今後とも大相撲ならびに春日山部屋への応援のほど、宜しくお願いいたします。
※春日山親方が雷親方へと名跡変更したことを受け、今回から雷親方「待ったなし」と変更いたします。なお、雷親方は春日山部屋の部屋つき親方となります。
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