市長が語る国際戦略拠点キングスカイフロント 川崎市長
羽田空港を臨む川崎区殿町。このエリアを「キングスカイフロント」と名付け、ライフサイエンス・環境分野における「国際戦略拠点」の形成を進めています。第1段階として「再生医療・新薬開発センター」が昨年7月から運営を開始しました。また、昨年12月には国から「京浜臨海部ライフイノベーション国際戦略総合特区」の指定を受け、医薬品や食品等の品質、安全性・有効性の評価に関する研究を行う「国立医薬品食品衛生研究所」の移転が決定しています。さらには世界的科学雑誌「ネイチャー」に取り上げられるなど、同エリアに視線が集まり、今後ますます研究機関、企業等の集積が加速し、拠点形成が進んでいく状況です。
(仮称)産学公民連携研究センター
第2段階は、今年12月完成を予定している(仮称)産学公民連携研究センターです。地上4階建ての建物の1階には、市内企業の海外展開等を支援する「国際ビジネス交流支援施設」、ホール、交流ラウンジを整備します。このラウンジにはカフェを設置し、研究者たちがくつろげる空間、障がい者の就労の場とします。2階は本市の衛生研究所の機能強化により、公衆衛生分野の研究を通じ市民の健康を守る「健康安全研究所」、3階は本市の公害研究所、公害監視センター、環境技術情報センターの統合により、環境分野の総合的な研究を進める「環境総合研究所」が入ります。4階は、ライフサイエンス・環境分野の高度な研究をする大学、研究機関や企業等が入居するレンタルラボ(貸し研究室)になります。既に、「神奈川科学技術アカデミー(KAST)」や、医学・生理学の先進技術で医薬品等の開発を支援する「(株)天然素材探索研究所」、臨床検査受託分野の大手企業の入居が決定しています。
本市が目指す人類の課題解決
この施設に入居する研究機関同士が連携し研究等に取組むことで、相乗効果が生まれ、人類の課題解決につながるライフイノベーションが実現することを期待しています。今後は、さらに、羽田空港との近接性を生かし、国内外の研究機関や企業とも連携を図ることで世界的な研究等が促進され、新たな技術や産業が生まれ、国際的な課題の解決に貢献していくとともに、我が国経済の持続的な発展を牽引していく川崎を目指していきます。
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マリエンで茶道教室4月19日 |
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4月19日
4月12日