神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
川崎区・幸区版 公開:2012年11月30日 エリアトップへ

特別自治市論点を解説 専門家 市議対象に講演

公開:2012年11月30日

  • LINE
  • hatena
48人の市議が出席した
48人の市議が出席した

 地方分権の推進の過程で議論されている大都市制度のあり方について、川崎市議会議員を対象とした専門家による講演が26日、川崎市役所第2庁舎で開催された。

 この日は首都大学東京大学院教授で第30次地方制度調査会委員などを務める伊藤正次さんが講師として登壇し「新たな大都市制度について」と題して講演を行った。

 人口減少、超高齢社会の到来、県と市による二重行政や指定都市や指定都市区域外の非協力体制の問題などを背景に大都市制度論議が進められ、川崎市や横浜市など政令指定都市の市長会では新たな大都市制度として特別自治市の創設を提案している。

 研修会ではこうした大都市制度をめぐる論点を整理し、今後の議会での審議などに役立てることが目的。

 伊藤教授は特別自治市のメリットとして、二重行政の解消のほか、道府県にとっても警察費や教育費の経常経費削減などを挙げた。一方で周辺市町村の財政に負の影響を与える可能性があることや現行の選挙制度を見直す必要があること、警察組織の効率化、道府県の分割化で特別自治市のメリットを忘却する可能性などが課題であるとも指摘した。

 その上で、仮に川崎市が横浜市と特別自治市を推進した場合、神奈川県に与える財政的な影響が甚大であることなどを挙げつつ、「一足飛びに特別自治市に移行するのではなく、県から事務権限・財源の移譲をうけるなど、バージョンアップを図るのが現実的」との見方を示した。
 

川崎区・幸区版のトップニュース最新6

歌で市制100年盛り上げ

地元演歌歌手吉村明紘さん

歌で市制100年盛り上げ

新曲『KAWASAKI』で

4月19日

かこさんのプレート披露

幸区

かこさんのプレート披露

ゆかりの公園で活動紹介

4月19日

仲間と歌いつなぐエール

能登半島地震復興ソング

仲間と歌いつなぐエール

市長や市議も「個人」で参加

4月12日

誘客拡大のヒント探る

川崎商議所

誘客拡大のヒント探る

スポーツ、観光事業者が意見交換

4月12日

公示価格、上昇幅が拡大

公示価格、上昇幅が拡大

川崎区は商業地が8%以上

4月5日

市民の「誇り」向上

川崎市イメージ調査

市民の「誇り」向上

「来訪推奨度」は過去最高

4月5日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 12月8日0:00更新

  • 8月4日0:00更新

  • 4月28日0:00更新

川崎区・幸区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

川崎区・幸区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月24日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook