津波犠牲者に慰霊碑建立 阿部石材店
建立した慰霊碑の前に神妙な面持ちで立つ2人は川崎区小田の阿部石材店・阿部勝社長=写真右=と阿部徹専務=同左。昨年3月11日に発生した東日本大震災以降「石屋として被災地にできることはないか」と考え続け、津波で犠牲になった人たちのための慰霊碑を寄贈することを決めた。
川崎市と相談を重ねた中で震災後の人的支援で同市が職員を派遣している岩手県陸前高田市を選んだ。設計デザインなど、陸前高田市の担当者と何度もコンタクトを重ねながらつくり上げた。
来年3月の3回忌にあわせて除幕式が行われることが決定。現地は12月から2月の間、雪深くなることから11月中に建立だけを済ませる必要性に迫られ、2人は先月26日と27日に基礎工事を行うため、陸前高田市へと赴いた。
現地に行く途中には、がれきがあったり、ビルがコンクリートだけが目の当たりにし「復興が進んでいない」ことを痛感したという。慰霊碑を建立したことで「その人たちのために少しはお役に立てたのでは」との思いを抱きつつも「これを決して風化してはいけない」ことを心に誓った。
|
|
|
マリエンで茶道教室4月19日 |
|
|
4月19日
4月12日