全日本吹奏楽コンクール 市内のアマ楽団が金賞 少人数で息の合った演奏
市内で活動するアマチュア吹奏楽団「パストラーレシンフォニックバンド」が10月20日に福岡県で行われた全日本吹奏楽コンクール全国大会職場・一般部門に初出場し金賞を受賞した。
パストラーレシンフォニックバンドは、川崎市内に在住・在勤する学生と社会人が中心に活動しているアマチュア楽団。2010年に団長の浅野英介さんが過去に在籍していた楽団の仲間らと結成した。現在は約50人が所属している。普段の練習は週1回、およそ3時間のみと少ないが、効率と纏まりの良さで少しずつ力をつけている。昨年は初めて全日本吹奏楽コンクールに出場し東関東大会金賞を受賞し、今年は全国金を目指し努力を重ねてきた。
全日本吹奏楽コンクールは、1940年から続く伝統あるイベント。国内では最大級とされ、中学、高校、大学、職場・一般の4部門に分かれて競演する。全国大会に出場できるのは、県大会と支部大会を勝ち抜いた団体で、パストラーレシンフォニックバンドは、8月11日に18団体が出場した県大会で金賞、続く9月の東関東大会でも金賞を獲得し、全国の切符を掴んだ。
今回の全国大会では26団体が出場した中、同楽団は鈴木英史作曲の「大いなる約束の大地〜チンギス・ハーン」など2曲を披露。他の団体と比べて15人ほど人数が少ないというハンデを乗り越え、「息の合ったスッキリとした演奏」と評価され金賞を受賞した。
今大会は初の遠征で、楽器の手配や練習場の確保に苦労したが、浅野団長は「沢山の方々に恩恵を受けた。感謝の気持ちを合奏に込めることができた」と話した。
|
|
|
|
|
|
4月26日
4月19日