神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
川崎区・幸区版 公開:2013年12月20日 エリアトップへ

川崎市 道路修繕計画案を公表 対症療法から予防保全へ

公開:2013年12月20日

  • LINE
  • hatena

 川崎市は13日、道路やトンネル、横断歩道橋などの維持管理の方針をまとめた「道路維持修繕計画」(案)を公表した。高度経済成長期に整備された構造物が更新時期を迎え、「対症療法型」から「予防保全型」を中心とした維持管理へ転換する方針を示した。計画の期間は14年から18年までの5カ年。

 川崎市が管理している道路の総延長は現在、約2465キロメートル(12年4月時点)。年々、管理延長は増加し、05年に約31億円だった道路維持事業費は12年に約40億円にまで膨らんだ。

 計画案は、増大する維持管理コストの縮減や事業費の平準化を図るのが目的。幹線道路の舗装をはじめとする道路の修繕計画の策定に着手し、学識経験者の意見を反映してまとめた。施設の特性に応じた維持管理を行うため、効果的で効率的な手法としてアセットマネジメントの考え方を導入した。こうした道路修繕に関する計画をまとめたのは川崎市として初めて。

 計画案では約233キロメートルある幹線道路につて、定期的に補修を行っているため「概ね健全な状態を保持」としているが、2020年頃をピークに補修費が増大すると予測。予防保全型の維持管理の推進を図るとした。

 トンネルについては比較的古い末長トンネルと千代ヶ丘トンネルのほか、市内3カ所でこれまでに点検を実施。再整備が必要なケースはなかったが、劣化が進んでいるケースが見つかった。予防保全型の維持管理を行い、コストの低減を図るとした。

 一方、横断歩道橋については状況によって維持管理手法を分ける方針。市内の約70%は昭和40年代に設置され、今後50年を経過する横断歩道橋が急激に増加すると見込まれる。12年度の調査では「概ね5年以内に補修の必要がある」横断歩道橋を39件確認したという。歩道のスペースを阻害しているケースで周辺住民の撤去要望があれば、撤去を前提とした最低限の補修にとどめる方針も盛り込んだ。

 この計画案について、川崎市は市民からの意見を受け付けるパブリックコメントをきょう20日から実施する。市のホームページや各区役所の市政資料コーナーなどで閲覧できる。意見は市のホームページの専用フォームやファクシミリなどで提出できる。来年1月20日まで。

川崎区・幸区版のトップニュース最新6

歌で市制100年盛り上げ

地元演歌歌手吉村明紘さん

歌で市制100年盛り上げ

新曲『KAWASAKI』で

4月19日

かこさんのプレート披露

幸区

かこさんのプレート披露

ゆかりの公園で活動紹介

4月19日

仲間と歌いつなぐエール

能登半島地震復興ソング

仲間と歌いつなぐエール

市長や市議も「個人」で参加

4月12日

誘客拡大のヒント探る

川崎商議所

誘客拡大のヒント探る

スポーツ、観光事業者が意見交換

4月12日

公示価格、上昇幅が拡大

公示価格、上昇幅が拡大

川崎区は商業地が8%以上

4月5日

市民の「誇り」向上

川崎市イメージ調査

市民の「誇り」向上

「来訪推奨度」は過去最高

4月5日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 12月8日0:00更新

  • 8月4日0:00更新

  • 4月28日0:00更新

川崎区・幸区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

川崎区・幸区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月24日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook