1月26日の「文化財防火デー」にちなみ、臨港消防署(田中経康署長)は扇町にある昭和電工株式会社川崎事業所で24日、消防訓練を行った。
当日は臨港消防署の隊員のほか、企業の自衛消防隊、地区の共同防災隊、臨港消防団員、企業の従業員ら約80人が参加。訓練は本事務所で火災が発生し、中に逃げ遅れた人がいるとの想定で実施。消防車8台などを使い、本事業所への一斉放水などを行った。
1931年に建築された同事業所の本事務所は、川崎臨海部の代表的な工場建築として評価を受け、99年に国指定の有形文化財に登録されている。田中署長は「石油コンビナート地帯にある文化財は全国的にも珍しく、歴史的にも重要な施設。地域の力を結束して、今後もしっかりと守っていきたい」と話した。
「文化財防火デー」は法隆寺の金堂が炎上した49年1月26日にちなんで、55年に制定された。
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