川崎区・幸区版 掲載号:2014年6月20日号 エリアトップへ

今年度から川崎市農業青年協議会の会長を務める 安藤 剛志さん 多摩区在住 41歳

掲載号:2014年6月20日号

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「市内産をアピールしたい」

 ○…市内の20代から40代までの若手農家で構成する川崎市農業青年協議会の会長に4月、就任した。昨年で50周年を迎えた同会のメンバーは現在30人。都市農業の担い手同士の情報交換や仲間づくりの場として、月に1回定例会を開き、主催イベントの打ち合わせや家族同士の交流会を行っている。恒例となっているのが市民参加の農業体験。種植えや収穫、時には出荷の荷づくりを体験してもらう。「都市農業が身近にあることを知ってほしい」

 ○…自身は多摩区菅北浦で梨を中心に生産している。梨づくりは天候や気温はもちろん、虫や病気の対策、受粉や消毒の作業があるため、1年を通じて気が休まる時がない。「毎年条件が違う。1年に1回の大勝負をしている気分」。協議会の仲間に支えられた部分も大きいという。「お客さんの『おいしかったよ』の一言が嬉しくて、また来年も作りたくなる」。そんな消費者の声が原動力だ。

 ○…幼い頃から夢だった料理人として飲食店に就職し、20代は腕を磨いてきた。父親が倒れたのをきっかけに30代で農家を引き継ぐことを決意した。「子どもの頃から当たり前にある畑がなくなることが寂しかった。梨を放っておけなかった」。いざ始めてみると、料理人だった時にはわからなかった農業の大変さに気づいた。「市場で仕入れていた野菜も果物も、自分で作ると簡単にできるもんじゃなかった」と振り返る。 

 ○…大切にしている言葉は『縁』と『一期一会』。農業を通じて地元の人とのつながりや協議会の仲間とのつながりを実感している。同協議会の良さを「自由なところ」で「失敗が許されるところ」といい、チャレンジ精神にあふれる仲間からの刺激も多い。協議会では今後、市内産をアピールするため直売イベントを充実させる計画だ。まとめ役としての役割は大きい。「市内産の野菜や果実は新鮮で美味しい。市内産の認知を上げていきたい」 
 

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