川崎区・幸区版 掲載号:2014年12月12日号 エリアトップへ

在日の理解深める本刊行 区内在住・山田貴夫さん執筆

社会

掲載号:2014年12月12日号

  • LINE
  • hatena
著書を手にする山田貴夫さん
著書を手にする山田貴夫さん

 在日韓国・朝鮮人の歴史や民族差別の現実をQ&A形式で解説した『新 在日韓国・朝鮮人読本 (リラックスした関係を求めて)』がこのほど、緑風出版から刊行された。著者の一人は区内在住でフェリス女学院大学、法政大学で非常勤講師を務める山田貴夫さん。

 同書は梁泰昊(ヤン・テホ)さん(=故人)が95年に執筆し、ロングセラーとなった『在日韓国・朝鮮人読本』の増補改訂版。初版から20年経過した中、在日韓国・朝鮮人に関係する法改正や重要な判決があった一方、共生に逆行する動きもあり、全面的に書き改められることになった。

 著者の山田さんは70年の日立就職差別裁判の支援運動をきっかけに梁さんとの付き合いがあった。出版社から原著者と一緒に活動していた人に加筆してもらいたいとの要望があり、山田さんは知人を通じて依頼を引き受けた。4月頃から執筆し始めたという。

 A5判で272ページ。「在日韓国・朝鮮人の数はどれぐらいいるのですか?」「法的地位は?/国籍はどうなっていますか?」といった質問が平易な文体で書かれ、高校生、大学生から気軽に読める。

 在日韓国・朝鮮人が日本に渡った経緯や戦時労働動員、創氏改名の歴史、解放後の活動、小松川事件、指紋押捺拒否運動、公務員として働くことに制限があることや帰化に反対意見の多い理由など、計26の質問についての解説がある。

 戦後補償や朝鮮学校の無償化をめぐる動きのほか、人種や国籍などの差別をあおるヘイトスピーチ(嫌悪表現)問題についても言及している。

 資料には、最新の統計データや新聞記事などを使用。前著に比べ、脚注解説が充実しているほか、川崎市で起きた在日韓国・朝鮮人に関係する事柄が多数盛り込まれているのも特徴だ。

 山田さんは「ヘイトスピーチや嫌韓本に書かれてあることが本当に正しいかどうか、この本で確かめてもらいたい」と話す。

 価格は税別2千円。主要書店で販売されている。
 

川崎市川崎区のご葬儀

ニーズに応じた家族葬プランをご用意

https://www.daviusliving.jp

<PR>

川崎区・幸区版のローカルニュース最新6

ザ・のんべーずライブ

6月20日

ザ・のんべーずライブ 文化

プラザ田島で

6月11日号

郵便車で火災予防啓発

郵便車で火災予防啓発 社会

3消防署、ステッカー交付

6月11日号

今年も「写真供養」受付

川崎写真師会

今年も「写真供養」受付 文化

市内4カ所で14日から

6月11日号

申し込み超過、抽選に

じもと応援券

申し込み超過、抽選に 経済

6月11日号

こども食堂に役立てて

こども食堂に役立てて 社会

川崎中央RCが寄付金

6月11日号

「日々の生活にSDGsを」

「日々の生活にSDGsを」 社会

小泉大臣インタビュー

6月11日号

あっとほーむデスク

  • 6月26日0:00更新

  • 6月19日0:00更新

  • 9月13日0:00更新

川崎区・幸区版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

コラム一覧へ

川崎区・幸区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2021年6月11日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter