川崎区・幸区版 掲載号:2015年2月13日号 エリアトップへ

川崎区民にもなじみ深い東芝未来科学館の館長を務める 中山純史(じゅんじ)さん 東京都在住 59歳

掲載号:2015年2月13日号

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科学の魅力、未来へ伝える

 ○…東芝の歴史、製品、技術が分かる未来科学館が開館して約1年が経過。館長として、館内の案内をするアテンダントなど約40人のスタッフをまとめる。「管理業務といった裏方ですよ」と謙遜するが、世界の科学をリードする企業で培った経験を生かし、スタッフの意見やアイデアを集約するなど、その手腕に対する信頼は厚い。昨年末には、想定年間入場者数の30万人を超え、40万人に達した。「特に夏休みは来場者が多く、連日入場制限を行う程だった。大変だったよね」と嬉しそうに振り返る。

 〇…東芝は今年140周年を迎える。「当社の歴史はエレクトロニクスの発展と共にあると言ってもいい」と、会社に携わる者として科学技術の発明、製品の普及といった伝統を繋ぐ使命があるという自負がある。館では企業遺産の展示、最先端技術の情報発信、そして来場者を楽しませるイベントを柱としている。自身お気に入りのコーナーは機械遺産に指定されている万年時計だ。「歴史的価値のある館の宝物」と胸を張る。

 〇…東京都出身。大学卒業後、東芝に入社。当時新入社員の研修施設が川崎にあり「不思議と縁のある街。当時と比べるときれいで良い街になったなと思う」。本社では事務系の仕事に携わり、シンガポールに出向したことも。趣味は読書。「以前はゴルフや登山などアクティブにやっていたけど体が続かなくってね。無理はしない」と笑う。

 〇…「もっと展示物を充実させ、誰でも分かりやすいような案内ができるようにしたい」と意欲をみせる。さらに「とにかく楽しんで、体験してもらうこと」が持論だ。そうすることが一番印象に残るから。「アンケートに『楽しかった』『満足している』との声があると嬉しい」と笑顔を見せる。「子どもから年配の方、外国の方まで楽しめる場所。より多くの方々にご来場いただきたいですね」。科学館の未来を見据える表情が輝いていた。
 

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